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イ寺うぇぶ講座

2006年 7月 3日

一店舗集中型?それとも複数店舗の展開が有利か?

サイトは、一店舗に注力するのが有利なのか?それとも複数店舗展開が有利なのか?

すぐに効果が上がる具体的なEコマース戦略を書こう、ということで複数店舗展開に対してのメリットを書く。今回、述べていく複数店舗とは、モールにて楽天市場、ヤフーショッピングなどに他店舗展開するという意味ではなく、独自サイトにて複数のドメインを管理しながら、販促の効率をあげて、売上げを向上させるということである。

複数店舗展開を行う際には、一度目に比べ、慣れているとはいえ、サイトを新規立ち上げた際と同じ手間がかかる。また管理に関しても一店舗の場合よりは、費用や労力もかさむことになる。そのような犠牲を払っても複数店舗展開は、効果をあげることができると思う。特に向いている商材は、元々検索性が高いものでメールマーケティングなどが余り必要ない商材であれば、より効果が高い。

複数店舗展開の留意点

  1. サイトテーマを切り分ける
  2. 名称やデザインを新たに起こす
  3. 買い物かご、サーバーや新規ドメインの契約を考える

サイトのテーマを切り分けるというと難しいが、要は分類ページごとにサイトを用意するという意味もあるし、あるテーマに特化するということも考えられる。印刷屋が、通常印刷、名刺、葉書とそれぞれのサイトを立ち上げする形式を分科するといえよう。そこに別途、企画を立てて検索性が高いもの、例えば"自費出版"のサイトを立ち上げるならば、これは特化するということになろう。このような形で、サイトを切り分けて、それぞれに別途ドメインを用い、新たにサイトを立ち上げるならばアクセスを全体であげることとなる。URLを切り分けると検索対策でも別のサイトという認識となり、それぞれ表示されることとなる。

名称やデザインは、元々のサイトから極力離れたものがよいだろう。デザインも可能な限り違う方が、ユーザーの混同や誤解を招きにくい。特に名称に関しては、せっかく新たに立ち上げる訳だから、検索性の高い用語を含めた方がよい。さて、このように新規サイトが立ち上がった場合、どのようなメリットが考えられるのだろうか?例えば、巨大なトラフィックを誇るヤフーのカテゴリに登録する際には、分類ページなどは基本的に登録してくれないが、テーマや別途サイトの立ち上げは登録が原則可能だ。無論、アクセスは単独サイトよりも複数サイトの方が、乗数にはならないまでも飛躍的に向上する。また面白いことに気づいたのだが、アフィリエイトのA8の場合、新規出店には、システム利用料金月額四万円だが、複数サイトで新しいアカウントを作るのは、一回きりの二万円で後の基本料金は同じである。この制度を利用すると露出する機会もアフィリエイターに対して増やすことできるし、同じアフィリエイターが別途バナーなどを貼ってくれる機会も増える。また新規プログラムとして、A8のメルマガで紹介もしてくれる。アフィリエイトの販促手段は、アフィリエイターの総母数に依存するので、年間で考えると、その差はとてつもなく大きい。

サーバー契約、買い物かご機能に関して、まとめて書くと実は、サーバー会社によっては複数サイトの利用が可能な場合もある。仮にそのサーバーが不可能だったとしても、相場自体が落ちているので、それ以上の売上げに見込みが立つならば、新しく借りても十分もとがとれる筈だ。個人的には、オープンソースのOSコマースでのショップ構築をお勧めしたい。この構築システムを利用すると複数店舗展開をたやすくできる。CSVでの商品情報の上げ下げ、一括でのデザイン管理など、このシステムを利用するならば、本サイトの商材をデーターで管理しながら商材を小分けにして各サイトに出店することも簡単となる。

さて、メリットばかり書いたが、もちろん複数店舗展開にも問題がある。受注管理、メールマーケティング、労力、管理の複雑化である。サイトによっては、ユーザーの混乱なども考えられるだろう。しかし、それでもこの複数店舗展開をお勧めしたい。その理由は、メールマーケティングという販促の手段が、以前と比べ格段と落ちた昨今、露出機会を増やす方法を新たにネットショップは考えないとならない曲がり角に来ている。その解決策として、アフィリエイトや検索エンジン対策があるのだが、この戦略は適しているといえよう。実店舗で、複数持つことは、相当なリスクを背負うことになるだろうが、サイトを複数持つことは、投資の費用や垣根が低い。バーチャルのEコマースの出店は、実店舗に比べると格段とやりやすいので、このような展開が戦略として立てられるのだ。

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連載:平山泰朗(ホームページ制作会社代表、全国イーコマース協議会理事長)

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